2007年03月28日

『佐賀のがばいばあちゃん』

gabai.JPG

B&Bの島田洋七による、言わずもがなのベストセラー本

書き手のキャラが見えてしまう小説っていうのは、これまでどっちかと言うと敬遠してきました。

でも、がばいばあちゃんの一言を何かで読み聞きして、面白いそうだなぁと思い読んでみることにしました。
(「がばい」とは「とっても」と言う意味だそうだ)

父親を亡くして母親と兄と三人で広島で暮らしていた島田少年は、生活の苦しさ等の理由により、ある日突然佐賀県にあるおばあちゃんに引き取られることになりました。
おばあちゃんの家は、その日の食べ物の確保さえままならないという貧乏な暮らし。
この話は、おばあちゃんとの暮らしの中の様々なエピソードを綴っています。

やはりベストセラーだけあって面白いですよ。

さて、私が気に入った『がばいばあちゃん』の一言を紹介します!


悲しい話は夜するな。
つらい話も昼にすれば何ということはない。


人に気づかれないのが本当の優しさ。本当の親切。

生きていることが面白い。
なりふりかまうより、工夫してみろ。


「暑い」「寒い」とうるさく言うな。
夏は冬に感謝し、冬は夏に感謝しんしゃい。


時計が左に回ったら、壊れたと思って捨てられる。
人間も昔を振り返らず、前へ前へと進め!


あんまり勉強するな!勉強すると癖になるぞ!

今日、明日のことばかり考えるな。
百年二百年のことを考えろ!
孫や曾孫が五百人くらい出来て、
楽しくてしょうがなか。


もし泥棒に入られても、何も盗られるもんはない、
あんまり何もないから、
置いて行ってくれるかもわからんばい。


人間は死ぬまで夢をもて!その夢が叶わなくても、しょせん夢だから。

頭がいい人も、頭が悪い人も、金持ちも貧乏も、
五十年たてば、みーんな五十歳になる。




面白い!なるほど!と言う言葉はありましたか?

言葉の持つ意味自体が面白いというのも勿論ありますし、中には???という言葉もありますが、でも、何というか『がばいばあちゃん』の発想の柔らかさ豊かさが好きです。

時代背景からも古き良き昭和の時代が感じられます。

おばあちゃんの言葉を通じて、島田洋七は我々に忘れてはならない何かを伝えてくれたような気がします。
posted by F邸のあるじ at 12:24 | ムンバイ 🌁 | Comment(10) | TrackBack(0) | 読書
この記事へのコメント
本を読まない僕も
この本は読みましたよ

正月にドラマがやっていて
見ようと思っていたけど
忘れてしまいました
Posted by northin at 2007年03月28日 16:01
 私も読みましたよ。
「人に気づかれないのが本当の優しさ。本当の親切。」
運動会でお弁当になると先生が腹の具合が悪くなる話は、
暖かい気持ちになりました。
さがのばあちゃんだけでなく、さりげない思いやりがみられます。みんなが貧しかったけれど、人の温かさはあった時代かもしれません。
 本は図書館で読むようにしていましたが、この本は買って読みました。それから母にプレゼントしました。
Posted by ねさま at 2007年03月28日 21:30
そんなにいい本なんですね!
最近は特に読書できていませんから、
機会があったら読んでみたいです。
どちらかというと、忙しいときほど読んだらいい本、って感じですね。

どのフレーズも「!」と思いましたが、
その中でも
・・・「暑い」「寒い」とうるさく言うな。
   夏は冬に感謝し、冬は夏に感謝しんしゃい。・・・
にはなーるほど!、

・・・あんまり勉強するな!勉強すると癖になるぞ!・・・
には、おもしろい!でした。



Posted by 中村由 at 2007年03月28日 23:10
>northinさん
ドラマでは泉ピン子がおばあちゃんでしたっけ?
勘弁してくれ!と言いたいところです。
全然イメージ違います。
だれがいいかなぁ。
文庫本にはおばあちゃんの写真が載ってました。
笑顔のやさしいおばあちゃんで、一連の発現が飛び出しそうな感じじゃなかったなぁ。
Posted by F邸のあるじ at 2007年03月29日 10:09
>ねさま
私もそのお弁当のエピソード好きですよ。
おばあちゃん以外のみんなの心の優しさも感じます。
あと、マラソンのゴールのところでお母さんの姿が見えて瞬間もドラマチックで良かったです。
人に気付かれない優しさ、なかなか難しいけど実践できるようになりたいです。

この本お母様にプレゼントされたんですね。
私も母にプレゼントしよっと!
Posted by F邸のあるじ at 2007年03月29日 10:18
>中村由さん
私もこのドタバタした年度末に、とある地方都市への往復で読み終えました。たぶん小一時間あれば読めてしまいます。
と言いながら、いろんなエピソードが散りばめてあるので、読後感は満足です。

こういう言葉がスラッと出てくるところが、このおばあちゃんって賢い方なんだなぁと思います。
私は言い訳はスラッと出てくるんですが教訓めいたことは何一つ出てきません。
頭のスイッチを切り替えるようにします。
Posted by F邸のあるじ at 2007年03月29日 10:29
本も読んでないし、ドラマも見ていないけど、
時々テレビで島田洋七氏が語るおばあちゃんの話を聞いていました。
こうして活字で見ると、笑い転げていたエピソードに深みがでますね。
人生達観したような一本筋の通った生き様。
私は子供や周りの人たちに、どんな言葉をのこせてきたんだろう?
Posted by うらら at 2007年03月30日 00:03
>うららさん
そうです、おっしゃるとおり筋の通った生き様です。
今の時代、いろんな情報や話が耳に入ってきて、私自身なんかは、まだまだ筋の通った考え方を持つことが出来ずにいます。
そう思うと「おばあちゃん」に限らず当時の人というのはみんな筋が入っていたのかもしれません。
私もどんな言葉を娘たちに残せてやれるのか、考えてしまいます。
Posted by F邸のあるじ at 2007年03月30日 09:53
あるじさん、ご無沙汰デス(T_T)
体調壊してましたぁぁぁ(*_*)
しばらく来れてない間にいっぱい更新されていて1個ずつ拝見してます。
ボチボチ頑張りまーす...

がばいばぁちゃん、とってもいいらしいですよね。
特集もたくさん組まれてましたし。
すばらしいおばあ様だなぁって思って特集とか見てたんですよ。生きていく上で賢い人ってこういう方を言うのかもしれません。
謙虚で、慎ましやかで、でも芯があって。
Posted by YUKI at 2007年04月02日 13:25
>YUKIさん
ご無沙汰です。
体調大丈夫ですかぁ?
3月は、私の近くでも悪い風邪が流行ってました。
大事にしてくださいね。

そうですねぇ。賢い方です。
頭がとても柔らかいんですね。
こういう機転の効いた味のある言葉がサッと言えるようになりたいものです。
Posted by F邸のあるじ at 2007年04月03日 13:04
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