2006年04月04日

魍魎の匣

京極夏彦の『魍魎の匣』(「もうりょうのはこ」と読みます)という本を読みました。面白かった!

蕷蕾の匣1.jpg


右斜め下ごらんのとおり分厚い本です。
文庫本で1,060ぺージもあります。
レゴの人形を置きましたが、参考にしずらいですね。
4〜5cmはあります。普通の文庫本の2〜3倍の厚さ!

蕷蕾の匣2.jpg


最近、3分冊にしたバージョンも売っているそうです。
そりゃ、これだけの厚さの本を持ち歩くのは大変です。人より体力のある私でも大変でした。

電車の中では、右手にカバン、左手に文庫本というスタイルで読んでいます。
この分厚い本でも、このスタイルを貫いて読んでおりましたが、さすがに重たくて持ちづらくて左手がアホになりかけました。
さらに、しおりも左手に持ちながら、本のページを捲るときも左手を使います。そんな不安定な体勢で読んでいるので、この本を読み終えるまでに、しおり2枚と電車の切符を1枚無くしてしまいましたもうやだ〜(悲しい顔)

さて、この京極夏彦は平成15年の下期に直木賞を受賞しております。
京極夏彦には、いろんなこだわりがあるようで、

◆まずは先程も書きましたが、作品は長いが分冊にしないというこだわり。
◆もう一つがレイアウトのこだわり。文章がページを股がない。

2点目はネットを見てたらわかったことですが、普通の書物では一つの文章がページを跨ぐこと、すなわち文章を読みながらページを捲ることはよくあることだと思います。しかし、京極作品にはそのようなことがありません。必ずページの終わりは文の終わりとなっております。

すごいこだわりです。

話の内容や感想については、ネタばれ防止の観点から書きませんが、とにかく面白かった!
分厚い本ですが、各ページに無駄がない。
すごい美しく緻密な構成のストーリーとなっています。
読みやすい上に引き込まれるストーリーは絶品です。

話の雰囲気も表紙の写真のようにおどろおどろしい雰囲気で、猟奇的・怪奇的な場面も数多く登場しますが、でも登場人物の軽妙なやりとりにニヤっと笑ってしまう場面もたくさん登場します。
読み応え十分の楽しい小説でした。

京極夏彦には、さらに分厚い本がありますので、近々チャレンジしたいと思います。

あ、でも京極夏彦を読んでみようと思われた方は、一作目の「姑獲鳥の夏」から読むことをお勧めします。ちなみに、この「魍魎の匣」は第二作です。


左手に負担のかかる分厚い本を読んだので、
今は薄目の本を読みながらリハビリをしているところです^^
posted by F邸のあるじ at 09:05 | ロンドン ☀ | Comment(16) | TrackBack(0) | 読書
この記事へのコメント
この本、凄い!!
まず、分厚さ。枕に出来るかも
そして、題名の難しい漢字
読み仮名なしでは、絶対読めない
と、凄さを感じているけど
内容の凄さは
僕には、この本を読み切る自信がないため
表紙の絵を見て勝手な想像をしておきます
Posted by northin at 2006年04月04日 09:49
>northinさん
すみません。読めませんよね。私も最初は読めませんでした^^
カナふっておきます。
他には割と薄い(とはいっても500ページくらい)のも出てますので、機会があれば読んでみてください!
Posted by F邸のあるじ at 2006年04月04日 10:11
初めまして、ゴローとマリさんのブログ経由でやってきました。
京極さんの魑魅魍魎シリーズ(勝手にそう呼んでいる)、面白いですよ。
私は、あの辞書のような文庫?を、通勤途中、横ゆれ縦ゆれなんてなんのその、むさぼるように読んでいました。読み始めたら止まりません。
是非シリーズ第1弾から読み進んでください。
余談ですが、登場人物の中では榎木津がいちばん好きです。
Posted by 今日の感じはこんな漢字 at 2006年04月04日 10:29
ひゃあー、すごい厚さ。
ハードカバークラスですね。
大極宮の3人の中でも京極夏彦の作品は未だ読んだことがありません。
どうも僕には難しそうで・・・。

しおりなくすの、わかります。(笑)
電車で立ちながらの読書、大変なんですよね〜。
Posted by ジュニア at 2006年04月04日 10:40
>今日の感じはこんな漢字さん
こんにちは。岡八郎ご存じとのこと、近い年代なんでしょうか?
私も榎木津ファンです。あの軽さがいいですね。
話が難しい方向へ流れかけても、榎木津の軽口によって読みやすくなっているところがあります。
次は「狂骨の夢」ですね。楽しみです!
Posted by F邸のあるじ at 2006年04月04日 12:06
>ジュニアさん
大極宮の3人では、大沢在昌が未読です。
京極夏彦は分厚いですが、京極道の講釈をのぞけば、読みやすく、ストーリーも面白いのでお勧めです。
私も最初は抵抗ありましたが、この世界にはまりそうです!
Posted by F邸のあるじ at 2006年04月04日 12:09
電車通勤が時折羨ましくなります。

何かの待ち時間 病院 市役所 バスのなか 電車の中 の読書タイムが恋しいです。

読む気になれば いつでも読める と叱られそうですね。
Posted by もも at 2006年04月04日 14:21
>ももさん
電車の中でただボーっとしているだけでは時間もったいないですからねぇ。
車通勤でできないのが読書。
毎日、10分ちょっとですが読書に没頭しております。
Posted by F邸のあるじ at 2006年04月04日 17:51
 分厚い本ですね。登場人物は少ないですか?多いと誰がだれか分からなくなってしまうので、少なければ読んでみようかなと思えるかもしれません。
 それにしても、皆さん電車の中で読書ができるなんてすごいですね。電車通学は経験しましたが、乗り物で本を読むと気分が悪くなります。自転車通勤の楽しみは街探索です。
Posted by ねさま at 2006年04月04日 20:39
>ねさま
登場人物はそんなに多くないです。このシリーズお決まりの登場人物が数人いますが、それプラス10人くらいかな?
京極夏彦も良いですが、以前に紹介した宮部みゆきもおすすめです(ブログ内の読書カテゴリ参照)。
自転車通勤の面白さわかります。京都市内に住んでいたときには毎日楽しみながら通ってました!
Posted by F邸のあるじ at 2006年04月04日 23:08
「姑獲鳥の夏」で分厚いと思ったことがなつかしい。どんどん分厚くなってしまいましたね。通勤のお供には分厚すぎて携帯しずらいし、電車の中で片手で持つと手がぷるぷる震えます(T_T) おまけに本を入れるとカバンが重い。登場人物がシリーズにまたがっているので、時々頭が混乱します。あの京極堂シリーズは全部持ってます♪ なんとも言えずドロドロしてますねぇ。
Posted by ごろ at 2006年04月05日 00:58
>ごろさん
ごろさんも京極堂シリーズ愛読者でしたか^^?
あのドロドロ私も好きです。京極夏彦の知識量はすごいですね。
私はデビューが遅く、昨春にはじめて「姑獲鳥」を読んでやっと2作目。登場人物のキャラを読みながら思い出す始末。
「魍魎の匣」の余韻が残っているうちに次の作品を読もう!
(でも、左手に負担かからない方法で読まないと!)
Posted by F邸のあるじ at 2006年04月05日 09:15
「絡新婦の理由(じょろうぐものことわり)」あたりから両手でしか持てなくなりますよ〜。覚悟した方がいいでごわす。

以前に「ルー・ガルー」という高校生が主人公の本を買ったのですが、京極堂シリーズ以上の分厚さで家でしか読めない本でした(T_T) 手が小さいので困るのだよ〜。(内容はいまいちだった印象)
Posted by ごろ at 2006年04月05日 12:13
>ごろさん
カタカナタイトルの京極作品があるの知りませんでした。
本屋さんでは、京極作品の並ぶ棚は独特の雰囲気を持ってますよね。
両手で読むのは必須のようでごわすね?片手にこだわらず作品を楽しんでみます!
Posted by F邸のあるじ at 2006年04月05日 13:06
分厚い。。。
コレは片手アホになりますな〜・・・。

あるじさん・・・。
本の表紙みてヒルんだ私ってアホ?
Posted by YUKI at 2006年04月05日 16:35
>YUKIさん
う〜ん、この表紙の絵には誰もコメントなかったけど普通引きますよね。
YUKIさん大丈夫、アホじゃありません!
ちなみにこのおばけが魍魎(もうりょう)です。
この本、白夜行ほどではないですが、読みやすいですよ(一部分を除く)。
機会あらば是非読んでみてください。
でも、片手で読むのは御法度です。ホントに筋や腱がびよ〜んと伸びてアホになりますから!
Posted by F邸のあるじ at 2006年04月05日 17:21
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